2016年12月17日
トローチに含まれる咳やのどの痛みを改善する成分
風邪をひいてしまって咳の症状に悩まされている時の改善法として、トローチを舐めるという方法があります。これを口の中で徐々に溶かしていく事によって、口腔や咽頭に効果を与えます。舐めて服用するので、のど飴と同じ様に思われがちですが、のど飴は食用なのに対し、医薬品として病院で処方されたり、ドラッグストアなどで売られています。服用する事によって、風邪などが原因の喉の痛みや炎症、腫れの改善、口腔内を殺菌、消毒する効果があります。
トローチに含まれている成分ですが、メーカーによって異なります。一般的に塩酸クロルヘキシジンや塩化デカリニウムなどの殺菌作用のあるものが多い様です。その他にもテトラサイクリンやフラジオマイシンといった、抗菌作用のある抗生物質も含まれている事が多い様です。鎮咳作用として中枢性鎮咳薬であるデキストロメトロファンや、気管支拡張剤が含まれています。
更には抗炎症作用としてリゾチーム塩塩酸やグリチルリチン酸、鎮痛作用として局部麻酔であるアミノ安息塩酸エチルが含まれている場合もあります。こういった合成された成分だけでなく、生薬が含まれていることも多いです。例えばのどの痛みや咳を緩和するカンゾウやキキョウなどの生薬です。
[参考サイトのご紹介]
薬剤師転職キャンピング
www.yakuzaishi-camping.com
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